「権利」は、形式ばかりの「資格」が与えられたからといって 安心して遂行できる権限ではなかったのだった。
当然の権利のもと振る舞っているはずなのに、どうも居心地悪くおさまってる感。
現実は、個々人のサバイバル能力と人気力だけがものをいうのであった。
本気でやるのなら。
人気力を身につけるには、おおいに外へ出かけ、季節を感じ、おおいに書斎にこもり、書を読み、それから、出会うすべての他人を尊重し、毎朝 庭の掃除をしながら、何万通りもある人の心に寄り沿う地力を養うために、自意識を無意識へ昇華し続けるしか道はない。
「権利」うんぬんという概念があるあいだは、まだ、卑小な自分にこだわっている。