今朝、喫茶で読書中、ついノートに書き留めてしまった一文。
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普通の人は、心の底ではいつも次のように考えている。
「現在、私の心にはさまざまなこと----心配事、実現されなかった夢、満たされない願望など----が重くのしかかっている。こういうことがすっかり解決されてしまえば、すぐにでも充実して生き、人生を楽しむことができるようになるのだが....」
これが、普通の人間の普通の考え方である。そして結局、こんな考えを死ぬまで持ち続けるのである。
一方、脳を育て上げることが趣味の人はこう考えて日々生活している。
「今日という一日が私の目の前にある。この一日の素材を活用することが、脳の仕事である。私の脳ミソは、この唯一の目的のために頭がい骨に納まっているのだ」
#参考文献『頭の鍛え方』三笠書房:アーノルド・ベネット著